2度目のねんりんピック出場決定

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第12回千葉県シニアゴルフ選手権 3位入賞

優勝 大幸宏行 浦安市

準優勝 平林光雄 習志野市

3位 宮本清治 香取市

来年(2026年)に開催される「ねんりんピック埼玉大会」の千葉県代表決定戦が、2025年6月2日に成田市の大栄カントリークラブで行われました。私は2023年のこの大会で優勝した経験があり、今回、2度目のねんりんピック出場を目指して参加しました。

最近はハーフ30台が続けて出るなど調子も上向きで、自信を持ってスタートホールに臨みました。しかし、ドライバーショットは力んでしまったのか、左のクロスバンカーへ。そこからのショットは大きくダフり、ボールは残り50ヤード地点に。さらに、この50ヤードのアプローチをシャンクしてしまい、結局4オン2パットのダブルボギー。ショッキングなスタートとなりました。
その後もボギー、ボギー、ボギーと続き、わずか4ホールで5オーバー。まさに絶体絶命のピンチ。この時点で、ねんりんピック出場はもう無理だろうと諦めかけていました。ところが、ゴルフとは不思議なもので、諦めた途端に流れが変わることがあります。気持ちが軽くなると、次第にプレーが安定し、その後の8ホールを2オーバーでまとめ、6ホールを残して7オーバー。予選通過圏内に戻ってきました。
次は得意なショートホール。ピン手前5mにオン。ライバルが同じラインで先に打つのでラインも読める。流れが来ているなと思った次の瞬間、相手が先にバーディーパットを入れてきたのである。
予想外の出来事に動揺して、3パットしてしまった。次のホールはアプローチをシャンクしてダブルボギー。痛恨のダブルボギーで10オーバーとなってしまった。再び絶望的な状況に。
しかし、ここで開き直ったのが功を奏しました。ショットが見違えるように良くなり、次のホールはパー。次のロングホールでは1メートル弱のバーディーパットを沈めて、スコアは再び9オーバーに。3位とは1打差、残りは2ホールです。
ここからが本当にドラマでした。ショットは良いのですが、パットが決まりません。次のホールでは、2メートル弱のパットを30センチもショート。再び10オーバーに戻ってしまいます。そして迎えた最終ホール。1メートル弱のバーディーパットを残しました。リーダーボードを見ると、3位の選手はまだ3ホールを残して8オーバー。私が予選通過するには、このパットを入れて9オーバーに戻すしかありません。
普段ならほぼ確実に入る距離。しかし、これが入らないのがゴルフの怖さです。気落ちしたまま成績発表を迎えましたが、結果はなんと3位入賞。ねんりんピック出場権を獲得しました。4位とのスコア差は、わずか1打。おそらく4位の方も、私と同じように最終ホールのプレッシャーを感じていたのだと思います。
この日はゴルフの神様に弄ばれました。諦めれば頑張れ頑張れと励まし、調子に乗ると奈落の底に突き落とす。ゴルフの神様はいつも我々ゴルファーの心の揺らぎを見て楽しんでいるのでしょうね。

第10回千葉県シニアゴルフ選手権