社内コンペが華やかだった1980年代、我が社でも『ユーカリ会』というゴルフコンペがあった。若い社員達が、ゴルフでユーカリのように早く成長するように願いを込めて社長が命名した会である。
社内ではコンペの1ヶ月も前からゴルフの話題で持ちきりになり、練習場に行くとあちこちで顔を合わせる。中には仕事を抜け出し、練習場に向かった猛者もいたようである。
コンペの目玉は2つあった。
1つ目は優勝賞品である。毎回優勝者には1メートル近くある大きなお人形が贈られた。妻に対する大きなプレゼントになるので若手社員は必死に練習に励んだ。
もう一つの目玉はブービー賞である。ブービー賞は赤い帽子である。正面に大きくブービーと書いてある。ブービー賞受賞者は次回のコンペでその帽子をかぶってラウンドしなければならない。誰もがこの帽子を嫌がり練習場に向かうのである。
私も1度経験した。必ず記念写真も撮るので他の社員にもみられてしまう。写真はいつまでも残る。下の写真は40年以上前の懐かしい写真である。