宮本清治氏76歳 エージシュート達成
シニアゴルファーの夢――それは「ホールインワン」と「エージシュート」。
私は65歳で退職し、この二つを老後の大きな目標に掲げた。
最初の夢であるホールインワンは、退職からわずか1年後に達成。しかも、その5年後にはドライバーで再びホールインワンというおまけまでついてきた。思いのほか早く夢を叶えることができたのだ。
しかし、二つ目の夢「エージシュート」はそう簡単にはいかなかった。75歳を過ぎてからは「たられば」のスコアが増え、あと2ホール、あと1打という場面でことごとく失敗。経験豊富な後期高齢者になっても、プレッシャーの前ではメンタルは案外弱い。達成目前になると、手も足も思うように動かなくなってしまうのだ。

ところが、この日はちょっと違う。前半38の高スコアである。期待の膨らむ午後のラウンドは今までとは別人のようであった。4番ホールまでパープレー。5番から7番まで怒涛の3連続バーディー。残り2ホールを残して、なんと1アンダー。貯金は5ストロークもある。この時99.9%達成を確信した。
エージシュート達成を確信したその時――遠くから雷鳴が轟いた。まさに青天の霹靂である。もし中止のサイレンが鳴れば、すべては水の泡である。
同伴競技者も空気を読んでスピーディーにプレーを進めてくれました。特にシングルのOさんは、急いで打ったセカンドショットのOBで、午後のパープレーを逃してしまいました。
そして迎えた最終18番ホール。無事にプレーを終え、ついに念願のエージシュート達成!。みなさんのおかげです。同伴競技者に感謝感謝です。
76歳、ゴルフ人生の集大成とも言える喜びの瞬間でありました。